マクロビオティックとは、ギリシャ語で「偉大なる生命」を意味します。アメリカでは5人に1人はマクロビオティックという言葉を知っているほど一般的で、クリントン大統領を始めゴア副大統領、マドンナやジョン・デンバー、かつてのジョン・レノンなど、全米で300万人以上がその食事療法を実践していると言われています。国連にも「国際マクロビオティック協会」が設立されています。 「久司道夫のマクロビオティック」より要点をまとめると 玄米のご飯を食べましょう。 調理にはなるべく火を使いましょう。(電子レンジなどではなく) 乳製品を控えましょう。牛乳を飲まなくてもカルシウムは十分です。 栄養はタブレットなどを避けて、食品から取りましょう。 標準食で、ビタミンCやビタミンB12も大丈夫。 肉食をしなければ塩分はあまり気になりません。 ほくろやそばかすは、悪い食べ物の燃えカスです。 陰陽のバランスが崩れると、髪にダメージがでます。 砂糖の取りすぎは、心身の美しさを失わせます。 冷え性は、砂糖類の取りすぎです。 タンパク質は動物でなく植物から。 脂肪分は少なくして、植物から取りましょう。 牛乳は子牛用です。人には向いていません。 「1日に必要なカロリー」は、あまり意味のある数字ではない。 不自然な食生活は、人の顔から本来の美しさを奪います。 1993年に、下記のマクガバン・レポートをわかりやすくしたものを、アメリカ農務省が発表していますが、「肉、卵、牛乳、乳製品は特に必要ない」というような一部が削除されているそうです。原案を作った学者によると、食肉業界や酪農業界などの圧力を受けて、トーンダウンしているそうです。恐らく日本のテレビで放映されている健康番組も、スポンサーの圧力で、本当のことは言えないのだと思います。ですから、ここで書いていることも、事情を考えながら読んでください。 ---------------------------------------- ■マクガバンレポート 1985年(昭和60年)、米国上院の栄養問題特別委員会が、米国国民の栄養に関する報告、通称マクガバンレポートを発表し多くの人に衝撃を与えました。その主旨は、「先進国、特にアメリカ人の食事は全く不自然でひどい状態にある。そしてガン、心臓病、脳卒中の大きな原因はその食生活にある。」というものでした。その具体的な改善目標として、 (1)食べ過ぎをしない。 (2)野菜、果物、全粒穀物による炭水化物摂取量を増やす。 (3)砂糖の摂取量を減らす。 (4)脂肪の摂取量を減らす。 (5)特に動物性脂肪を減らし、脂肪の少ない赤肉、とり肉、魚肉におきかえる。 (6)コレステロール摂取量を減らす。 (7)食塩の摂取量を減らす。 この栄養の改善が実行されれば、米国の医療費は3分の1に下げられると言われました。食生活が欧米化した日本でもこのマクガバンレポートは大変重要な意味があり、多くの人々が関心を持っています。 マクガバンレポートが発表されてからアメリカ人の食生活にゆっくりではあるが新しい変化が起こっています。牛肉、豚肉、羊の肉などの消費量が減り、鶏、魚の消費量が増えています。ミネラルウォーターの消費量が増え、ソフトドリンクも砂糖を少なくしたダイエットタイプのものが好まれるようになりました。加工食品の栄養表示も進み、たべものと健康に関する意識は大きく変わってきました。 このようないくつかの調査の中で、1960年頃の日本人の食事は、摂取エネルギー中の脂肪の比率が低く炭水化物の比率が高く、理想に近いものと報告されています。 スポンサーサイト
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